>> 問題集 05/04-05/06>>
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サンプル問題 05年6月号
次の文章を読んで後の問いに答えなさい。

 ( A )省が昨年全国でおこなった学力調査の結果を( 1 )した。小学5年生から中学3年生までの45万人を( 2 )にした大がかりな調査である。

 3年前の前回の調査は、旧学習指導要領の下での学力を調べるものだった。今回は、02年度に始まった新しい指導要領で学力がどうなったかを調べるのがねらいだ。

 新指導要領では、教える内容が3割( 3 )され、総合学習の時間が新たに設けられた。学校の授業も完全週5日制になった。教える内容をしぼりこみ、考える力や自ら学ぼうとする( 4 )を身につけさせる。そうした「ゆとり教育」の仕上げとなるのが新しい指導要領だった。

 調査結果では、前回と同じ問題で比べた場合、正答率が上がったか同程度のものが8割以上を占めた。都市部と町村部での差もほとんどなかった。

 同時におこなった学習( 5 )を問うアンケートでも、「勉強が好きだ」「授業がわかる」という( 6 )が増えた。

 ( A )省は「学校現場の努力で成果が上がりつつある」と( 7 )している。新指導要領で、教科書は薄くなり、授業の時間割りも大きく変わった。学力( 8 )を招くと( 9 )されてきただけに、胸をなでおろしているだろう。

 しかし、結果をくわしく見れば、( 10 )通りに受け取るわけにいかない。

 前回の調査では、93〜95年度の前々回の調査に比べて、算数・数学や社会などで基礎的な学力が下がっていた。円の面積を正しく計算できる小学5年生が減って半数しかいないと問題になったのも、このときである。

 全体では前回より上向きの( 11 )が見られるとはいえ、前々回と比べると、小学校の算数、中学校の数学と社会はなお下回っている。

 また、前回より悪くなった分野がかなりあることも気がかりだ。問われている意味を考えて数式をつくるような問題は正答率が下がった。国語でも、自分の考えをきちんと書くような問題は苦手な子が増えた。

 昨年の国際学力調査で、「考える力」が( 8 )していることが明らかになった。それが今回の調査で裏づけられた。

 教える内容が3割も減ったのに、「授業がわかる」という子の増え方は( 12 )たるものだ。高学年になるほど勉強嫌いが増える( 11 )も変わっていない。
 この調査結果だけで、90年代から指摘されてきた学力( 8 )の流れが止まったと言えるのだろうか。
 学力調査は、教える内容や指導方法をさらに良いものにするためのものだ。( A )省は成果を強調するよりも、むしろ問題点に目を向けた方がいい。

 調査では、朝食をとり、登校前に持ち物を確かめる子は成績がよい( 11 )がはっきりした。正しい生活習慣を身につけさせるのはまず家庭の仕事である。教育は学校だけが担うものではない。そのことも今回の調査は改めて教えてくれる。

問一 文中の空欄に入る語を次から選び漢字で書きなさい。

ひはん    かいとう    さくげん    ていか    じょうしょう
いよく    けいこう    がくめん    たいど    たいしょう
びび    こうひょう    ひょうか

1       2       3       4       5       6

7       8       9       10       11       12

問二 この文章に1行で見出しをつけなさい。



問三 文中の(A)に教育を担当する省の正式名称を入れなさい。


問四 この文章を180字以内で要約しなさい。




☆ 次の漢字の読みをそれぞれ書きなさい。
1 杜若      2 早急      3 折衷      4 稀有      5 躊躇

1        2        3        4        5

==解答==

問一 1 公表   2 対象   3 削減   4 態度   5 意欲   6 回答
   7 評価   8 低下   9 批判   10 額面   11 傾向   12 微々

問二 例)学力調査、「考える力」が心配だ

問三 文部科学省

問四 新指導要領での学力を調べる学力調査を、文部科学省が行なった。前回と同じ問題で比べると8割は同程度以上で、文科省はよい評価をしている。が、「考える力」が低下していることも裏付けられた。勉強嫌いの傾向も変わっていない。一方で正しい生活習慣のある子は成績が良いこともわかった。家庭教育も大切なのだ。文科省はこの結果を踏まえ、問題点に目をむけ、今後につなげてほしい。
 
☆ 1かきつばた  2さっきゅう  3せっちゅう  4けう  5ちゅうちょ


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サンプル問題 05年5月号
次の文章を読んで後の問いに答えなさい。
         
 中国との関係がここまで悪くなることを、少し前までだれが( 1 )できただろうか。両国の国交が( 2 )化して33年がたつが、これほど「反日」が燃え上がるのは( A )のことである。

 アジア、とりわけ中国との関係は、日本の外交にとって最重要の( 3 )のひとつとなってきた。( 4 )戦争の過去をどう清算するかというだけではない。( 5 )の違いを超えて隣の大国と安定した関係を築くことは、将来の日本の安全と( 6 )のために欠かせないという判断があったからにほかならない。

 そうした思いから、歴代の首相や野党も含めた政治家、外交官たちが、ひとつずつ石を積み重ねるようにつながりを深めてきた。経済関係はかつて想像できなかったほど太くなり、両国関係の土台はますます固まってきたはずだった。

 それが、どうしてこんなことになってしまったのか。
 一連の反日運動の広がりには、中国側の事情による部分もあるに違いない。

 急速な経済発展を通じて、貧富の差をはじめ、すさまじいスピードで社会変化が進んでいる。そのことへの不安、不満が人々の間に( 7 )され、国連安保理の常任理事国入りを掲げた日本が標的にされたのかもしれない。90年代に強調された愛国教育が、若者たちの心に反日意識を植えつけた面も否めない。

 そうした点は、中国にも十分考えてもらわなければならない。わけても暴力の取り締まりについて、中国に強く注文をつけるのは当然である。

 しかし、日本政府はそうした中国の問題点を見据えたうえで、効果的な外交をしてきただろうか。残念ながら逆だったと言わざるを得ない。その根底にあるのが小泉首相の靖国神社参拝だ。

 首相は「戦没者に追悼の誠をささげ、不戦を誓う」と説明する。だが、中国( 4 )の責めを負うA級戦犯を合祀(ごうし)した靖国神社である。参拝をやめてほしい、という中国側のたび重なる要請を聞き入れず、なお参拝に意欲を見せるという姿勢が、どれほど中国の人々の気持ちを逆なでし、「過去を反省しない日本」という印象を広げてきたか。

 国内ですら少なからぬ批判のある靖国参拝を繰り返すことによって、中国との関係をこじらせ、首脳同士の( 8 )訪問は途絶えたままだ。その外交面での得失を、首相はどう考えているのだろうか。

 中国だけではない。韓国とは、竹島と歴史教科書であつれきが噴き出した。

 盧武鉉大統領は、かつてない厳しい表現で歴史問題に対する日本の取り組みを批判した。これにも、韓国の国内事情があったかもしれない。しかし、国民の反発を承知で「私の任期中は歴史問題を争点とする気はない」とまで言っていた盧大統領の( 9 )を招いた裏に、日本外交の( 10 )の乏しさもあったのではないか。そこにも靖国参拝が影を落としている。

首相は昨年9月の国連総会で、安保理の常任理事国入りを目指す決意を表明した。だが、韓国は支持どころかはっきりと反対で動き始めた。中国ではこれが反日デモの火をつけてしまった。( 11 )のアジアの支持を得られないで、どういう戦略が描けるというのだろうか。

 首相は、先月の予算成立直後の記者会見で外交の行き詰まりを聞かれて、「八方ふさがりとは、全然思っていません。日韓も日中も日ロも、前進しております」と答えた。あきれた話である。

 今年初めといわれたロシアのプーチン大統領の訪日はめどがたっていない。北朝鮮の核問題や拉致問題も身動きできないままだ。これは、八方ふさがりというしかないではないか。
 拉致問題や北方領土などについて、少しでも日本の立場への後押しがほしい時、中国はおろか韓国まで味方にできないのは、外交の失敗にほかならない。
 戦争に敗れたはずの日本が経済大国として発展し、国際社会の中で大きな存在感を持っていることに、近隣国の人々は( 12 )な思いを抱いている。だからこそ、( 13 )な姿勢を見せることが、日本がこの地域で認められるために必要な外交のリアリズムである。

 実際、それが戦後日本の「アジア重視」外交の底流となってきた。だが、今の日本社会では、「毅然」や「断固」といった( 14 )のいい言動が好まれがちだ。政治家にも同じ傾向がある。

 しかし、首相には大きな国益を考えてもらいたい。靖国神社に参拝し続けることに、どのような国益がかかっているのか。譲るものを持たずに、どうして相手にだけ( 15 )ある対応を求めることができようか。

 22日からインドネシアで開かれるバンドン会議50周年の会議の際、中国の首脳らとの会談が検討されている。6月には訪韓して盧大統領と会う予定だ。

 首相はことあるごとに「世界の中の日米同盟」を強調する。だが、アジアでの足元が定まらないままでは、結局、米国の力にすがるだけの国になってしまいかねない。
 首相の思いきった決断を期待したい。


問一 文中の波線部の読みを平仮名で書きなさい。
掲げた……              否めない……   
乏しさ……              毅然…… 

問二 文中の空欄Aに入る四字熟語を次から選びなさい。
1 内憂外患   2 前代未聞   3 空前絶後   4 危機一髪   5 群雄割拠
問三 文中の空欄1〜10に入る語を次から選び、漢字で書きなさい。
ふくざつ    たいせい    しりょ    せいい    しんりゃく
ちくせき    かんじん    はしら    そうご    ひょうへん
けんきょ    はんえい    よそう    いせい    せいじょう

1         2         3         4         5

6         7         8         9         10

11        12        13        14        15

問四 この文章を4段落で考えたとき、それぞれを1〜2行でまとめなさい。
1

2

3

4


問五 文章全体を180字以内で要約しなさい。

== 解答 ==

問一 掲げた……かかげた           否めない……いなめない
   乏しさ……とぼしさ           毅然……きぜん

問二 2前代未聞

問三 1 予想   2 正常   3 柱    4 侵略   5 体制
   6 繁栄   7 蓄積   8 相互   9 豹変   10 思慮
   11 肝心   12 複雑   13 謙虚   14 威勢   15 誠意

問四
 1 中国でかつてないほど反日運動が広がっているが、歴代の政治家たちはアジアの中でも中国との関係を重要視し、土台を作ってきたはずだ。

 2 一連の反日運動の拡大には中国国内の政治不安や不満もあるに違いないが、根底には小泉首相の靖国参拝があるのだろう。

 3 日本は安保理の常任理事国入りを目指すというが、アジアの支持を得られずにどういう戦略があるというのか。

 4 楽観的な首相の発言に反して、日本外交は八方ふさがりだ。謙虚な姿勢を示すことがアジア地域で日本が認められる外交のリアリズムと考え、首相の英断を期待したい。

問五
 国交正常化後、日中関係がこれほど悪化したのは初めてだ。一連の反日運動の背景には中国側の事情もあろうが、首相の靖国参拝もあるようだ。歴代の政治家たちは外交上重要と考えて中国との関係を築いてきた。安保理の常任理事国入りを目指す日本にとってアジアの支持は不可欠だ。国益を考えて譲ることも必要だろう。米国に頼るだけの日本にならぬためにも、首相には思い切った決断を望む。(180字)

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サンプル問題 05年4月号

次の文章を読んで後の問いに答えなさい。

 漢字への( 1 )が高い。子どもの読み書き( 2 )の調査に続いて、手で書くことの大切さを説いた審議会の報告が大きなニュースになった。財団法人総合初等教育研究所が1万5千人の小学生を調べると、苦手な文字が明らかになり、高学年になるほど正答率が下がる傾向もわかった。

 落書きを「楽書き」、遠足を「園足」と書く。食が細るを「食がこまる」、赤十字を「あか十字」と読む。同じ研究所による25年前の調査と比べると、正答率はほぼ同じである。ただし苦手な文字は変わった。「田園」や「米作」の間違いは多かったが、「高層ビル」は正しく書ける子が6割を超えた。言葉は生き物だから時代とともに苦手な文字が変わるのは仕方がない、という見方もあるだろう。

 そもそも漢字はきわめて多様で( 3 )であり、世界でも難しい文字のひとつだ。おまけに日本では( 4 )読みと( 5 )読みを使い分ける。赤十字の赤は( 4 )読みし、安全のシンボルである緑十字の緑は( 5 )読みするなど、ルールもはっきりしない。

 日本の子どもが文字を学ぶのは、外国に比べて( 6 )が重いといえるだろう。 それでも、正しい日本語をきちんと教える努力を続けなければならない。ものごとを考えるのも、自分の考えを表現し、他人の考えを受けとめるのも、言葉によってである。( 7 )も言葉によって深められる。日本語をしっかり身につけなければ、考えることも、感じることも、意思を伝え合うこともできない。一人前になるために欠かせない( 2 )だ。

 日本語の学習の基本は読み書きである。とりわけ小学校では、読み書きを繰り返し教えることが重要だ。 百ます計算などで知られる広島県の尾道市立土堂小学校の陰山英男校長は、火曜から木曜までの1時間目に音読と計算を反復学習させている。音読を繰り返すと子どもたちの記憶力が高まり、長い文章も自然に暗記してしまう。感情を込めて朗読できるようにもなるという。

 漢字の書き取りは、( 8 )で根気がいる学習だ。しかし、書くことは、目で見ながら指の動きをコントロールする行為であり、( 9 )の集中力を高める。のうを刺激し、思考も深める。書き取りには心の発達を促す効果がある、と神戸大の魚住和晃教授は( 10 )している。  文化庁の調査によると、「漢字習得で役立ったことは何か」という問いに、71%が「何度も手で書くこと」と答えた。「ワープロなどがあるので漢字を書く必要は少なくなる」という人は3%ほどしかいなかった。

 これを受けて、文化審議会の国語分科会は、情報機器が( 11 )すればするほど、手書きの価値を改めて( 12 )する必要があると報告している。私たちも同感だ。一に読み書き、二に読み書き。今まで以上に、反復学習に力を入れてもらいたい。




問一 文中の空欄に入る語を次から選び、漢字で書きなさい。

おん    たんちょう    ふたん    にんしき    ふくざつ
くん    じょうかん    してき    かんしん    ふきゅう
ずのう   のうりょく

1        2        3        4       5

6        7        8        9      10

11       12

問二 文章全体を180字以内で要約しなさい。



問三 次の平仮名を漢字で、漢字を平仮名でそれぞれ書きなさい。

1 ざんていとうち 2 しもんかいぎ 3 かんがい(深い) 4 きけん(する)
5 枝葉末節      6 粉骨砕身   7 一朝一夕   8 画竜点睛

1          2          3          4

5          6          7          8


== 解答 ==

問一
1関心  2能力  3複雑  4音    5訓   6負担

7情感  8単調  9頭脳  10指摘  11普及  12認識

問二
子どもの読み書き能力調査に続き、手書きの大切さを説いた審議会の報告書が話題となった。多様で複雑な漢字の習得は負担が重いとも言える。が、考えるのも、感じるのも、意思を伝え合うのも言葉による。一人前になるために不可欠な能力だ。書くことはまた、集中力を高め、思考力を深める。脳を刺激し、心の発達を促す。情報機器が普及する今日こそ、手書きの価値を再認識する必要がある。

問三
1暫定統治    2諮問会議     3感慨         4棄権
5しようまっせつ 6ふんこつさいしん 7いっちょういっせき  8がりょうてんせい

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